東京大学 - IBM Quantum ハードウェアテストセンター

国立大学法人東京大学(以下 東京大学)とIBMは、将来の量子コンピューター技術の研究・開発を行うハードウェア・テストセンター「The University of Tokyo – IBM Quantum Hardware Test Center」を東京大学 浅野キャンパス内に開設し、同センターに量子コンピューターのコンポーネントの試験用に構築した、より大規模な量子コンピューターの動作環境を再現するプラットフォームである量子システム・テストベッドを設置しました。

本テストセンターの開設は、2019年12月にIBMと東京大学で発表した「Japan–IBM Quantum Partnership 」に基づくもので、本パートナーシップの3つの主要な部分の1つです。パートナーシップの他の部分には、量子情報科学とアプリケーションの進歩を目指す産業界および学界のユーザー向けに 2021年7月に川崎市に設置された日本初のゲート型商用量子コンピューティング・システム「IBM® Quantum System One」、量子理論に関するIBMと東京大学の共同研究、ソフトウェア開発、および量子ネイティブ教育センター(https://qnec.jp/)が含まれ、これらは、量子コンピューターの研究・開発を進めるための日本の産学連携プログラムを構成しています。

東京大学とIBMは、本テストセンターを通じて日本の参加企業や団体に量子システム・テストベッドへのアクセスを提供し、量子コンピューターの将来のアプリケーション活用に不可欠な、高度な極低温マイクロ波コンポーネントとサブシステムおよび制御エレクトロニクスや、超伝導量子ビットを安定的に動作させるために必要な材料、高品質な信号伝送に必要な高周波部品や配線といった技術の研究開発を行います。

The University of Tokyo -IBM Quantum Hardware Test Center イメージ1 The University of Tokyo -IBM Quantum Hardware Test Center イメージ2

量子システム・テストベッドが設置までの動画(音声アリ)もご覧いただけます。

施設利用に関する資料

東京大学 - IBM Quantum ハードウェアテストセンターの利用をご希望の方は、こちらをご覧ください。